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2008.02.26

フレデリック

20080226153952


友達と話をしていて、「もし世界が大変なことになったら、1番最初に切られるのは私たちみたいな仕事だよね。」みたいな会話になった。

そうかも知れないのだけれど。。。

なんかふとこの絵本を思い出した。

『フレデリック』
ちょっとかわったのねずみのはなし
レオ=レオニ作


うしが ぶらぶら あるいてる。
うまが ぱかぱか はしってる。
そんな まきばに そって、ふるい いしがきが あった。

なやにも サイロにも ほどちかい、その いしがきの なか、
おしゃべり のねずみの いえ。

けれど、おひゃくしょうさんが ひっこして しまったので、
なやは かたむき、サイロは からっぽ。そのうえ、ふゆは ちかい。
ちいさな のねずみたちは、とうもろこしと きのみと こむぎと わらを あつめはじめた。
みんな、ひるも よるも はたらいた。
ただ―フレデリックだけは べつ。

「フレデリック、どうして きみは はたらかないの?」みんなは きいた。
「こう みえたって、はたらいているよ。」と フレデリック。
「さむくて くらい ふゆの ひの ために、ぼくは おひさまの ひかりを あつめてるんだ。」

そして また、フレデリックが すわりこんで、まきばを じっと みつめて いると、みんなは きいた。「こんどは なに しているんだい、フレデリック?」
フレデリックは あっさり こたえた。
「いろを あつめてるのさ。ふゆは はいいろだからね。」

また あるひ、フレデリックは、はんぶん ねむってる みたいだった。
「ゆめでも みてるのかい、フレデリック。」
みんなは すこし はらを たてて たずねた。
「ちがうよ、ぼくは ことばを あつめてるんだ。ふゆは ながいから、はなしの たねも つきて しまうもの。」

ふゆが きて、ゆきが ふりはじめた。
五ひきの ちいさな のねずみたちは、
いしの あいだの かくれがに こもった。

はじめの うちは、たべものも たくさん あった。
のねずみたちは、ばかな きつねや、まぬけな ねこの はなしを しあった。
みんな ぬくぬくと たのしかった。

けれど すこしずつ、きのみや くさのみは へって いった。
わらも なくなった。
とうもろこしも むかしの ゆめ。
いしがきの なかは こごえそう、おしゃべりを する きにも なれない。

そのとき、みんなは おもいだした。
おひさまの ひかりや いろや ことばに ついて フレデリックが いった こと。
「きみが あつめた ものは、いったい どう なったんだい、フレデリック。」
みんなは たずねた。

「めを つむって ごらん。」フレデリックはいった。
「きみたちに おひさまを あげよう。ほら かんじるだろ、もえるような きんいろの ひかり・・・」
四ひきの ちいさな のねずみたちは、だんだん あったかく なってきた。
これは まほうかな?

「いろは?フレデリック。」
まちきれなく なって、みんなは せがんだ。
「もう いちど、めを つむって。」
そして フレデリックが、あおい あさがおや、きいろい むぎの なかの あかい けしや、のいちごの みどりのはっぱのことを はなしだすと、みんなは、こころの なかに、ぬりえでもしたように はっきりと いろんな いろを みるのだった。

「じゃあ ことばは?フレデリック。」
フレデリックは せきばらいして、ちょっと まってから、ぶたいの うえの はいゆうみたいに
しゃべりはじめた。

「三がつに、だれが こおりを とかすの?
 六がつに、だれが 四つばの クローバーを そだてるの?
 ゆうぐれに、だれが そらの あかりを けすの?
 だれが つきの スイッチを いれるの?
 それは、そらに すんでいる 四ひきの ちいさな のねずみ。
 ぼくと きみ そっくりの、
 はるねずみ、ゆうだちを ふらせる かかり。
 なつねずみ、はなに いろを ぬる かかり。
 あきねずみ、くるみと こむぎの かかり。そして
 さいごは ふゆねずみ、ちいさな つめたい あし してる。
 きせつが 四つでよかったね。
 一つ へったら、どう なる ことか。
 一つ ふえたら、どう なる ことか!」


おわると みんな はくしゅかっさい。
「おどろいたなあ、フレデリック。きみって しじんじゃ ないか!」

フレデリックは、あかく なって おじぎを した。
そして、はずかしそうに いったのだ。「そう いう わけさ。」


はじめてこの話を読んだのは小学校低学年だったと思う。
正直、なまけもののフレデリックが、なぜ最後にほめられるのか?全然理解できなかったのだが、なぜか強烈に心に残り、大人になって読み返してみると、なんとなくフレデリックの大切さがを感じるようになった。

これを読んでどう思うかは、自由ですけどね。
気に入った方は書店へどうぞ。
絵もすごくかわいくて、癒されますよ。
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読んでみたい

この本、読んでみたい~
鋭いとこをついてる絵本だね~
小さい頃読んだ絵本、今読み返すと、全く違う発見があったりして面白いよね

レオ=レオニさんは『スイミー』とかを書いてる人だよ。
他の絵本もいろいろ考えさせられるものが多いねぇ。

人はカボミントのみに生きるにあらず

図書館で子供いっぱいのなか探したけど
見つからず(検索したけどタイトル間違ってた、、、)

えーと絵本の思い出は、おばあちゃんに貰った
「おっとあぶない」
PL法がうるさい昨今お薦めの一冊!

カボミントv-238
いいとこつくなぁ~

PL法って?
この表現は差別だからダメとか、これはいじめにつながるからダメとか、そういうやつ?

おしい

PL法とは製品の欠陥等によって怪我とかした場合に企業に対して
損害賠償を求めることができる法律です。
が最近はいちゃもんとも言えるクレームを
つける客がいて企業側も説明書等に過度の
注意書きをする傾向にあります。
この絵本は”危ない遊びすると怪我するよ!”
って事を子供に教える内容です。

で、自分の基準は意外性かな!?
ではでは。
プロフィール
20081124154221
泉なお 5月7日生まれ B型 *現レギュラー『デイリー武蔵野三鷹』月曜担当 『TAMAの元気印!』リポーター 『ホームタウン埼玉』準レギュラーMC
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